MADE IN JAPAN
...
pop up dressは日本のものづくりが生きています。
職人さんの目と手に育まれて作られています。

#01
染色
シルクタフタは染色のなかでも織る前に糸を染める「先染め」です。その日の温度や湿度によって染まり具合が異なるため、職人さんの長年の経験をもとに色を再現していきます。
オーガンジーは生地を織った後に染める「後染め」で染色を行います。

#02
綛(かせ)
綛(かせ)とは、数百~1万数千メートルの長さの一本の糸を、ドーナツ状にまとめたものです。
染色する前に、ボビンから綛に巻きなおすための工程、綛上げを行います。染色の終わった綛は、ボビンに巻いた状態に戻していきます。
カタカタとリズムよく音をならせ、ゆっくりと巻いていきます。

#03
整経
糸を決められた本数、密度、長さにしたがって並べ、巻き取る工程です。
ボビン1本が経糸1本になるので、経糸約9000本必要なタフタの生地は約9000本分のボビンを用意することになります。

#04
撚り付け
織機にセットされた前の経糸を、新しいものに交換します。経糸は約9000本の糸があり、そのすべてを手で一本一本結んでいきます。

#05
製織(ハタオリ)
今までの工程を経て、やっと織り始めることができます。織機にセットされた経糸に、緯糸を織り込んでいきます。
メンテナンスを繰り返し行った古い織機を使用し、職人さんが目と手をかけて、空気を含ませてゆっくりと織り上げていくことで、独特の風合いの生地ができあがります。

#06
仕上げ
シワ伸ばし、幅の調整などの仕上げをしていきます。
電車の車両のような大きな機械を使い、何人もの職人さんが関わって、慎重に生地を仕上げていきます。

#07
裁断
pop up dressの製品のほとんどが、長い直線裁ちです。その直線が歪んでしまっては縫製にも影響が出てしまうため、誤魔化しのきないまっすぐな仕事が求められます。
また、生地に無駄が出ないように、生地の端まで使い切りるように心がけています。

#08
縫製
長い直線縫いを、蛇行せず、ズレがないように、職人さんが一つ一つ丁寧に縫い上げ、製品として仕上げていきます。職人さん曰く、「長い直線縫いほどむずかしいものない」と。
pop up dressは一見シンプルで簡単そうに見えますが、その長い直線縫いに、職人さんの技と品格が表れています。